設立趣旨
20世紀に築いてきた、大量生産・大量消費の社会システムを前提とした人間の社会活動そのものが今、地球環境の破壊・汚染をもたらし、その再生を不可能にするという問題は、多くの人々が認識し始めています。そして、既に様々な技術開発が試行されています。
21世紀が始まった今、短期間に生命体地球の自浄可能な範囲内で、生態系、エネルギー、リサイクルそれぞれの持つ問題を克服し、総合的な循環型社会の実現を図るフログラムをさらに構築・実践していかなければなりません。このことは現在、新産業革命と言われています。
しかし、“将来的にも豊かな生活を確保し、経済の発展を図る社会”つまり“持続的発展が可能な社会”を構築するには、技術だけで無くモノのあり方、考え方、ライフスタイルなど、価値観の変革を人の生活全般にわたって行うことが求められています。
価値観の変革を実現する考え方に“エコデザイン”があります。
エコデザインとは、『地球市民の立場にたって、設計・生産・流通・消費・使用・リサイクル・リユース・廃棄などすべての生産のステージを地球環境負荷の低減の視点で見直し、循環型社会の実現、生活の質の向上を図るべく新たな価値観を創り出すこと』と位置付けられます。
つまりエコデザインの理念は、環境経営を目指す様々な企業における商品としての製品や空間を、より豊かで快適な人間的生活を保証する出発点に位置付けられます。そして精神的高揚を伴うデザインは、新産業革命において新たな文化を生み出す原動力でもあります。
このエコデザインの実践には、環境問題を料学的に捉え正確な評価を生み出すことに加え、デザイン的視点を通じた新たな価値の創造が重要です。
私たちは、モノづくり、マチづくり専門のデザイナー集団と、経済活動を営む経営者、そして生活者市民・行政が連携するエコデザインに関する情報の交差点を構築します。そこを拠点に情報収集と配信、シンクタンクの形成、ワークショツフを通じたエコデザイン教育、エコデザインミッション・エコツアー派遣、交流会の活動等を通して、科学的なエコデザインの啓発と普及を行い、生活の質の向上を伴う循環型社会の早期実現を目指します。




